クラブの楽しみ方

  • まずはライセンスの取得から
    モーターグライダーを操縦するには、航空法で定められた技能証明(自動車で言えば免許)が必要です。操縦する技術だけではなく、飛行する上で重要なルール(法令)を学び、最後には国家試験に合格する必要があります。岡山グライダークラブでは、初心者の方でも一から丁寧に、操縦教官が技能証明取得をサポートします。

  • 整備と耐空検査
    操縦以外にも機体の点検・整備・年に一回の耐空検査(自動車で言えば車検)は、会員の整備士の資格所持者の指導のもと、会員で作業を分担して行っています。翼からエンジンに至るまで分解することができますので、機械いじりが好きな方にとっては、整備の側面からもグライダーを楽しむことができるでしょう。

  • 瀬戸内各地への旅
    岡南飛行場の南には瀬戸内海が広がり、点在する島々が風光明媚な景色を作り出しています。また、瀬戸大橋のような巨大な人工物を、上から眺める特別な経験を味わえます。天気の良い日には、岡南飛行場から東西南北各地の空港へ飛んで行くことができるでしょう。

  • ソアリング
    晴れた日には地面から上昇気流が立ち上り、風が吹いて山に当たれば上に流れます。そのような空気の流れのもとに機体を操縦し、エンジンを停止すれば、風の力だけでグライダーは上昇します。(上の写真の、先端のプロペラは停止しています。)これはソアリングと呼ばれ、風の音だけを聞きながら、まるで鳥になったように空の世界を楽しむことができるでしょう。

飛行場でモーターグライダーを使用する岡山グライダークラブには、様々な利点があります。

    • 飛行機より価格が安い
      自動車用のハイオクガソリンを使用し、またクラブ内で法定検査が実施できるので、飛行機よりコストを抑えることができます。
    • 空域の制限が少ない
      離着陸地の岡南飛行場(旧岡山空港)は周辺に大きな空港や自衛隊基地が無いため、空域の制限が少なくなっています。

  • 交通アクセスが充実
    JR岡山駅からバスで行くことができ、付近の道路も充実しています。兵庫県、広島県、徳島県など、県外から来ている会員もいます。
  • 飛行場前に格納庫を所有
    岡山グライダークラブは飛行場内に格納庫を所有しており、シャッターを開けて機体を押し出したら目の前に滑走路があります。移動や組立にかける時間が少ないため、一日中存分に空を楽しめます。